かくれんぼ / Hide-and-seek
気ままに綴る写真絵日記です。
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山登り / Difficult climbing

連休中、山に登っておりました。

本格的な登山は随分ご無沙汰だったのですが、
まぁ、ちょっと虫が騒いだと言いますか、
近頃、雄大な山の自然がまた恋しくなっておりました。

そんなわけで今回登った山は、

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ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
富山県北アルプス、立山連峰の剱岳です。
浅野忠信主演で映画にもなりましたね。

剱岳に登るのは今回が初めてです。
登山ルートは、剱岳の西側、標高 760 メートルの上市町馬場島から、
標高 2999 メートルの剱岳山頂までまっすぐのびる早月尾根。
実に 2240 メートルもの標高差を登り詰めるコースです。

17 日の夕方、車で馬場島に到着し、ここで車中泊。
連休中の天気予報は台風の影響で曇り時々雨でしたが、翌朝は意外にも良い天気。
天気次第では登山を諦める気満々でしたが、晴れてる以上は登らないわけにいきません。
というわけで、一抹の不安を抱えながらも登り始めました。

体力のある人ならば、日帰り登頂も可能なのだそうですが、
無理をせずに、標高 2200 メートル地点にある早月小屋に一泊し、
翌日山頂を目指すことにしました。

まぁ、無理をするとかどうとか以前に、
ブランクによる体力の低下っぷりは想像以上で、
山小屋に着くまでに初日の体力を使い切ってしまいましたので、
どのみち初日に登頂なんて、できようはずもありませんでしたが。

早月小屋で迎えた朝、天気次第では登頂を諦める気満々でしたが、
空はやはりきれいに晴れておりました。
えぇ、登頂しないわけにはいきません。
とはいえ、そこから下界は、厚い雲に覆われて見えなくなっていました。
一抹の不安を抱えながらの頂上アタック。

この日も体力低下を嫌というほど痛感させられました。
しかも頂上に近づくほどに危険度の高い鎖場が連続するようになり、
更に空気の薄さに追い討ちをかけられ、
へろへろ、よれよれの情けない有様になりつつ、
やっとの思いで辿り着いたのは、見事なまでに殺風景な岩山でした。

大岩が幾重にも積み重なった一番高いところに小さな社がぽつんと建っていました。

剱岳山頂

頂上です。
あぁ、空気が薄い。風が強い。

時代も装備も全然違いますが、
明治時代に陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎隊がここに立つまでに費やしてきた苦労を思うと、
なんだか万感の思いが込み上げてきます。

あぁ......。

と、いつまでも登頂の余韻に浸っていても仕方ありません。
程々に満喫したら、速やかに降りなくてはなりません。
なにしろ、これから馬場島までまっすぐ下山しなければならないのですから。

しかし、ほんとに過酷なのは、この下山路だったのです。

下山路は登ってきた早月尾根をそのまま逆に辿るだけです。
とはいえ、早月尾根登山道は、『北アルプス三大急登』なんて恐ろしげな名前で呼ばれるほどの、ひたすら延々と続く急な登り坂です。
それを逆に辿る時、それはひたすら延々と続く急な下り坂となります。
脚の筋力の消耗は、実は山を下りる時の方がきついのです。

そして更に、標高 2000 メートルを過ぎるあたりから、
恐れていた状況が我が身に降り掛かってきました。

雨が、降ってきました。

最初は小降り。
そして、やがて本降りに。

下山路はぬかるみ、ずるずるの滑りやすい危険な道に変貌。
そして上から下までずぶ濡れになった体は重量が増し、
脚にかかる負担は更に増大。
そして容赦なく迫る夕闇。

標高 1400 メートルあたりまでは脚もなんとか持ちこたえていました。
ところがその先、突然膝のバネが利かなくなってきました。
馬場島までの標高差 600 メートルは、
ロボットのように硬直した脚に鞭打ちながらの過酷な道のりとなりました。

登山口に到着したのは 17 時 20 分。
朝 5 時 15 分に山小屋を出発してから 12 時間が経過していました。

......

剱岳から帰ってきて 2 日が経ちました。
脚はまだひどく痛みます。
階段の上り下りにも苦労しています。

山登りはまた暫くお預けでしょうか。

__________

Mt. Tsurugi-dake ( 2,999 metres altitude ) is one of difficult mountains in Japan to climb.
The first officially successful ascent of the mountain was achieved in 1907.
Since then a lot of climbers have made ascents of the mountain, but some of them have died in the climbing.

I attempted to climb the mountain alone a few days ago.

On the evening of the 17th of September, I arrived Banbajima ( 760 metres ) in Toyama Prefecture.
Typhoon No. 15 or Roke was located near Okinawa then and was expected to approach Japan's mainland.

On the following morning, I found no problem with the weather condition and decided to set off.

I lodged a mountain hut at an altitude of 2,200 metres because the Hayatsuki ridge route was too steep and long way for me to go up and down the mountain in a day.

On 19th morning, the weather was fine.
I tried to reach the summit.
The trail was steeper and more dangerous, and moreover, the decreasing air pressure plagued me.

The summit was a bleak heap of rocks.
I found an artifact on the top.
It was a very small Shinto shrine.

I arrived the top of Mt. Tsurugi-dake!

I stayed there for ten minutes and then started climbing down.
My way back to Banbajima was awfully tough.
Extremely steep descent hurt my legs.
However, what punished me more was rain.
The influence of the typhoon appeared.

At altitudes under 2,000 metres, I met with heavy rain.
The rain changed the descent into more dangerous way.
My legs which got stiff also made walking down the steep, rocky and muddy trail more difficult.
I fell down several times and was covered with mud.

When I found the sign of the starting point, I felt greatly relieved to realise that I survived.

I need a good rest.

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コメント
コメント
こんにちは!お久しぶりです。
あの剣岳を登頂されたって、すごい!
山を登る人は一度は登ってみたい剣岳。
体力気力、技術がなければ、かなり厳しい山と聞きますが、
はいどさん、無事に帰ってこられて良かった良かった!・・^^;
足の痛みはもう大丈夫ですか?
私も近いうちに剣岳へ・・・?
イエイエ、とんでもない。
月末に登る予定の立山が精一杯ってところです。

2011/09/23 (金) 16:48:21 | URL | アリーノ #et5Kmhdk[ 編集 ]
アリーノ
アリーノさん、ご無沙汰です^-^

室堂から登る一般登山コースは、標高差は小さいながらも危険度が高いことで知られていますね。
僕が今回登った早月尾根コースは、危険度は比較的低いものの、長い行程と大きな標高差のために体力と気力を存分に要求されます。
今回の雨はある程度想定内ではありましたが、やはり事故と隣り合わせの状況ですから、かなり緊張しました。

アリーノさんは今月末に立山に行かれるのですか。
立山ならアクセスしやすくて登山客も多いですから、なにかと安心ですね。
雷鳥が見れるといいですね。

ちなみに、早月尾根では声が聞こえただけでした^-^;
2011/09/24 (土) 12:50:33 | URL | はいど #/4P23VoM[ 編集 ]
すごい!
剣岳、映画を観たことがあります。あそこに登られたんですね。すごいです。やはり上りよりも下りるほうが大変ですよね。
山に登っているときは何だか無心になれそうな気がして、体力にはまるきり自信がないですが、いつか登ってみたいなと思っています。
2011/09/25 (日) 22:21:35 | URL | 梅林餃子 #-[ 編集 ]
梅林さん、
剱岳はやっぱり厳しかったです。
事前に体力作りのための準備をしていたのですが、
どうにも間に合わず、十分な体力を取り戻さないまま挑んで大変な目に遭いました。
どんな山でもそうですが、しっかりした体力的裏付けがないと危ないですね。
また鍛え直しです^-^;
2011/09/28 (水) 23:45:51 | URL | はいど #/4P23VoM[ 編集 ]
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